『俺のイタリアン』を生んだ男 「異能の起業家」坂本孝の経営哲学 という本を読んでみました

sakamoto

稲森和夫氏が推薦ということで読んでみました。

ブックオフと俺の〇〇という2つの企業を生み出した坂本孝氏のことを書いた本です。

読んだ感想、経営哲学とありますが内容薄いです。また、坂本氏は素晴らしい経営者というストーリーで終始一貫しています。

読むときれいな言葉が並んでいますが、この坂本氏は上場企業の経営者としての倫理感が根本的に欠如した方だということがわかります。

性善説を信じたいと美辞麗句で飾られていますが、コーポレートガバナンス(内部統制)を軽視する(いらないと思っていそう)姿勢、ブックオフ時代に裏で親族の経営する飲食店に便宜を図っていることなどに驚きました。

もともと、ブックオフの会長を解任される際に2000万円を超える売上の不正水増し、7億円を超える坂本氏個人へのリベートを受け取っていたという過去を鑑みると、今も反省はなく、当該不祥事にもところどころ稲森氏を持ち出して悪くない的な記載がされています。7億リベートについては、後に調査委により違法性はないのではと意見がなされていますが、仮に違法性はなくても株主からの金を預かって経営している上場企業の経営者として倫理観はゼロで失格でしょう。

事業の商才は本を読む限り素晴らしいと思います。ただ、倫理観が根本的にない方なので非上場で好きにしたほうが社会のために良いと個人的には思いました。

坂本氏を存じ上げませんでしたが、稲森氏推薦につられて読んでしまったのが悔やまれる非常に気分の悪い本です。上場を目指しているそうなので、俺の株式会社が上場した際に株主になろうと検討されている方は読んでもよいのではないでしょうか。

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ひとぞう公認会計士、中小企業診断士、証券アナリスト(CMA)、FP

投稿者プロフィール

大学生の時にパソコンと出会い、大好きになりました。好きが高じて気が付いたらプログラマーになっていました。26歳の時に天職と思われたシステム開発から離れて会計(監査法人)の世界へ。その後某都市銀行勤務を挟んで今は某上場企業のCFOをしています。いつの間にかアラフォーになっていました。人生、時が経つのは早いものです。
~やっぱり真面目にね、こつこつこつこつやっていきゃ、いつか芽が出るんだから。~

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